死ぬまでにやりたいこと
死ぬまでにやりたいこと!
なんて。
計画は最早意味をなさないと言われる現代社会。
これだけのスピード感で変化し続ければ20年後、50年後、80年後…、どうなっているかなんて分かりませんよね。
ということで、もっともっと身近なところで考えようと。
あと『10年間でやりたいことリスト』を作ることにしました!
今から10年後。
つまり2027年11月5日。
私は"30歳のわたし"にサヨナラをして"31歳のわたし"を迎えています。
まず、なぜ私が『10年間でやりたいことリスト』を作ろうと思ったのか。ちょこっとだけお話させてください。
私は当初『大学生活の間にやりたいことリスト』を作っていました。それが今年の春のことです。
残りの学生生活もあと半分。
人生の夏休み、自由な学生でいられるのもあと少しだ!
今のうちにこれやっておかなきゃ!!、と。
ところがです、夏の終わりにとてもアグレッシブな方とお会いする機会がありました。
世界を股にかけ、50歳を過ぎた今でも自分自身のために生きている女性。
揶揄ではないんです。ライターとして世界を旅したり、アメリカで起業したり国際結婚したり。世界を飛び回るってこういう方のことを言うんだなあとしみじみ。
そして彼女を見て思ったわけです。
あれ?年齢って関係ない?
社会人って思っていたよりずっと自由?
学生にこだわる必要ないなと思った瞬間でした。
これはかなり大きな衝撃で。なぜか「やるなら学生の今しかない!」と思い込んでいた私の固定観念がぶち壊されました。
そうか、もっとゆっくり生きていいのか、と。
呼吸をするのがとても楽になりました。
思っていたよりも世界はもっともっと自由でした。
というわけで、『大学生活の間にやりたいことリスト』はくずかごへポイッ!さようなら!
改めて10年間バージョンを作ることにしました。
それではまず適当に書き出します!(以下流し読みでどうぞ)
- 知床へ行く
- 日本のどこかの適当な島で2週間のんびりする
- 映画祭を主催する(ラインナップは完全に私好み)
- ディズニーランドデート
- ブログ半年で100記事達成(2日に1回更新?)
- 九州1周
- 日本縦断
- シルクロードの旅
- シベリア鉄道の旅
- 本場インドでカレーを食べる
- 出版社で働く
- スペインでパエリアを食べる
- ルーブル美術館へ行く
- ローマの休日ごっこをする(もちろんローマで!)
- 道後温泉に行く(お供は『坊っちゃん』)
- 鶴岡八幡宮へ行く
- 祖父母を温泉旅行へ連れていく
- 両親の結婚記念日に旅行をプレゼントする
- 一人暮らしをする
- シェアハウスをする
- 朝まで居酒屋はしごチャレンジ
- タージマハルへ行く
- 沖縄へ行く
- ダイビングをする
- 行きつけの居酒屋を作る(マスターとかいる感じ)
- 妹と二人旅
- 免許を取る
- 和食をレシピ無しで作れるようになる
- うどん手打ち体験
- 焼き物を作る
- スカイダイビング
- モンゴルで星空を見る
- ニューヨークで年越し
- ブロードウェイを観に行く
- 劇団新感線の全DVD購入
- 森見登美彦作品の聖地巡礼
- 花束をもらう
- 御朱印帳を片手に神社巡り
- フリージアを育てる
- ジブリ飯を作る
- 弟とさし飲み
- 好きな本100冊を揃える
- 旅先からポストカードで「わたしは元気です」と送る(魔女の宅急便風)
- ビールの美味しさを学ぶ
- 工場見学へ行く
- 富士山に登る
- キャンプをする
- 落語を聞きに行く
- 歌舞伎を着物で観に行く
- ひとりラーメン
できました!50個!
1年に5個ずつ消費すれば達成するはず!
簡単なことからお金や時間の投資が必要になることまで。
書き出したら止まりませんでした。
あと50個は書けそうな気がするのですが、10年では収まらなくなりそうなのでここらで止めておきます。
また30歳から40歳までの『やりたいことリスト』を作ればいい。その頃には結婚もリストに入っていてほしいものです。これでも早婚願望はあります、願望です。
さてさて、ここまで根気よくお付き合いくださったみなさま。
この長いリストの中で、これ一緒に叶えようぜ!一緒に行こうぜ!やってみようぜ!!
という素敵な方がいらっしゃればぜひぜひご連絡ください。
仲間が見つかればとても喜びます。
10年後に全てにチェックがついたリストをにまにま眺めるのが目標です。
福岡の立ち飲み屋ならここ『SUTAND BY ME』
私はゲストハウス大好き人間です。
1泊すれば宿泊者はだいたいみんな友達。
なによりオーナーさんが魅力的な方が多い。
どんな人生を歩んできたかお聞きするだけで一晩十分に楽しめます。
さて、そんな魅力しか詰まっていないゲストハウスを福岡で発見しました!
あまりに素敵な場所だったので勝手に紹介します!
その名も『STAND BY ME』
『SUTAND BY ME』で思いつくのはやっぱり彼らですよね! ちなみに映画とは全く関係ありません。
ひょんなことからオーナーさんと知り合ったことがきっかけで先日行ってまいりました。
ある週の金曜日。
9時頃にはもう人が溢れんばかりでした。
立ち飲み屋なのでもちろん椅子なんてありません。
そのため(おかげで)みんなお酒片手にテーブルとカウンターを行ったり来たり。
隣に立てばもう友達です。
IT会社に勤めるフットサル好きの男性。
社会人一年目の大学の先輩。
福岡に越してきたばかりの方。
法律事務所に勤める主婦。
お洒落なドット柄のシャツを着こなすおじさま。
青春18きっぷ旅で九州滞在中の早稲田大生。
2時間程度でバラエティに富んだ方々とお話ができました。
1人で行ったって十分に楽しめます。というより、私の感覚としては1人で飲みに来ている方もかなり多かったです。
集まるお客さんが素敵なら、スタッフの方々も魅力的!
陽気で話しやすい方ばかり。
常連客とスタッフが仲良くなって飲みに行くなんてこともあるそう。カウンター越しにスタッフの方とおしゃべりしながら飲むお酒は美味しかったです。
そしてなにより、ここのスタッフの方たちすごく楽しそうに仕事をしているんです。とても気持ちの良い方々でした。この空間はこの人たちだからこそ作れるんだろうなあと。
そしてそして!STAND BY MEの絶対外せないポイントはそのお値段!
生ビールからおつまみまでなんと全て250円!
1000円で札を4枚購入し、その札1枚につきメニュー1品を頼める仕組みです。
250円だからと侮ってはいけませんよ。産地からこだわったここのお料理、かなり美味しいです。
貧乏学生でも気軽に飲みに行けます。お財布への優しさに涙が出そうです。
雰囲気。人柄。
居心地の良さ。
この空間が作り出すコミュニティは騒がしくて優しくて温かい。
コミュニティ作りって安易に言ってしまいがちなフレーズだけれど、やっぱり人ありきのものなんだなと思いました。(日記)
ちなみに!
もちろんゲストハウスですので宿泊もできます。ニンゲン磁石のようにたくさんの人を惹きつけるオーナーと気のいいスタッフが待つお宿です。
わたしも今度は宿泊に行ってみようと思います。
福岡を訪れる際にはぜひお立ち寄りを。
ベトナムで編集者はじめます。
いや、何言ってんの。
と思われた方たくさんいらっしゃいますよね。
すったもんだありまして、来年の春からベトナムの出版社にて編集者として働くことになりました。いわゆる海外インターンです。
実は既に執筆だったり編集作業だったりベトナムからお仕事を頂いて進めています。
『海外インターン』ってちょっと仰々しく聞こえますよね。
しかもアジアって。
アメリカでもイギリスでもカナダでもオーストラリアでもなくベトナムって。
実はわたし、大学1年生の頃からベトナムはじめアジアをバックパックで飛び回り、国内でもIT企業に長期インターンを…
なんて壮大なストーリーはありません。はい。
19歳の春にベトナムを北から南へ縦断したことはありますが、手にあるのはバックパックではなくトランクでした。
特にベトナムに思い入れがあるわけでも、意識高くアクティブに頑張る学生でもありません。
どちらかと言えば好奇心の赴くままにあっちをふらふらこっちをふらふら。
オーストラリアに1ヶ月滞在し、アジアをふらつき、なぜかポルトガルでバイヤーをし。アフリカ行きたい!なんて言いつつ、いつまでたっても踏み出せず。
ライターやりたいなんて言ってるかと思えば、WEBマーケティング興味あります!と言っているような。
目的意識なんて高尚な考えはどこを叩いても出てこない学生でした。
いえ、学生です。現在進行形です。
そうしてフラフラ大学生活も後半に差し掛かり、不登校のツケが回って卒業すらも危ういなとなった頃、あいつがやって来たわけです。
『就活』
私は周囲の方々にだけは昔から恵まれていました。それは大学に入った今でも変わらず。たくさんのご縁から就活イベントだとか、インターン情報だとか。
「ミク、これ行ってみたら?」
と仰ってくれる方々がいました。
やはり私は好奇心だけで生きている人間なので、
「あ、面白そう」
と思えば二つ返事で行くわけです。
そうして就職について考える機会をたくさん頂きました。(お世話になっている皆さま、本当にありがとうございます。)
イベントに参加するとたくさんの学生や企業の方にお会いすることができます。
そこで、ようやく気がつきました。
私、なにもしてないやん。
就活イベントですので当然「今まで何をしてきたのか」というお話になるわけですが、好奇心のままにフラフラやってきた私には「これをやってきました!」と胸を張れることが何一つなかったのです。
なんだかんだと手を出してはいたものの、ストーリー性もなければ一貫性もなく。
例えば留学だとか、学生団体代表だとか、長期インターン経験者だとか、世界一周から帰ってきました!だとか。そんなカードを持つ人の前で話せることなんて何一つありませんでした。
おやおや、これはまずいぞと。
この時点でようやく自分の行動を省みたわけです。遅い。
就活、単位、卒業、就活、単位、単位、単位…と永遠ループ。
海外を飛び回って勝手に自己満足をしていたことに気が付きました。そんなのただの趣味の範囲でしかないわけです。本だとか映画だとかお酒だとか、そんな趣味の優先順位の頂点がたまたま私は旅だった。それだけでした。
そうして焦りから”なにか”を探し始めたとき。
とあるベンチャー企業の方から決定的な一言が。
「インプットはしてるみたいだけど、アウトプットは全くだね」
…確かに!!
ちなみにこの方にはことごとく甘さを突かれコテンパにやられました。
自己完結ばかりで矢印が社会へ向くことなんてなかったのです。
アウトプット?なにそれ美味しいの?と。
ハタチも過ぎた学生なのに。
大反省でした。
ここでようやく思い立つわけです。
あ、海外インターン行こう。
インターンへ辿り着いたのは正直に言うと特段深い意味はありません。
アウトプットを念頭に好きなことを書き出して。全部ひっくるめて叶えることができる手段が海外インターンであっただけです。
行こうと決めてからは怒涛のように日々が過ぎました。
海外インターンのエージェントを探し、両親へ休学すると報告し。
予算をはじき出し口座の残高と見比べて青くなり。
エージェントの方とインターン先を絞り込み、エントリーシートを書いて面接。
幸いにも理念に共感のできる企業にすぐに出会うことができ、面接でその場採用頂いたのがインターンをしようと決めてからちょうど1か月後の出来事でした。
そもそも、なぜアジアを選んだのか?
それは様々な企業の方とお話する中でアジア進出を考えている企業が多いと感じたこと。
これからの伸び率と市場規模、世界人口の分布。
そして何よりアジアインターン経験者が少ないこと。
この3点でした。
特にベトナムはアジアのなかでも安定した高い成長率を誇っており、世界が"安価な工場"ではなく"サービス販売先"として目をつけている国であることも、この場所でを選んだ一つの理由です。
私はあまり器用な人間ではなく勉強熱心でもないため、多くの学生が選ぶような英語圏へ行ったところで敵うわけがないと分かっていました。むしろ英語諸々がデキル人の前では不利になる、と。
いかに楽に勝ち残るか。戦う場所を選んだわけです。
一体私にとってどんな1年になるのか。
大好きなアジアビールとナイトマーケットがある場所で大好きな文字や言葉を追う生活が待っていること。今から楽しみで仕方ありません。
準備から現地生活まで。都度ご報告していこうと思います。
とりあえず目先のタスクはビザを取りに行くことです。
MUSE福岡始動
『インド』と言われて、みなさんどんなイメージが湧きます?
近所の美味しいカレー屋さん。
偉大なるガンジーさんの国。
経済成長真っただ中、混沌の新興国。
とまあ、いろいろありますよね。
ちなみに私はインド映画のダンスシーンがふわっと出てきました。
こちらはスチューデント・オブ・ザ・イヤー 狙え!No.1!! というインド映画です。
そうです男女が恋に落ちた瞬間まるでフラッシュモブのように歌い踊りだすアレです。
最近すったもんだありまして、インドの勉強をしています。
調べれば調べるほど、掘れば掘るほど。
どんどこずんどこ沼へと落ちいてしまうような国です。終わりが果てしなく遠いです。ネバーエンディングストーリーです。
ネバーエンディングストーリーは大好きな映画にひとつ。ファルコンを飼いたいと本気で思っていた頃が私にもありました。
アメリカとソ連の二強時代、さらにはアメリカファーストの時代、やがて中国がその人口を武器に世界に進出し、今や世界は混沌の中にいます。
そして次なる国が、そう、インドです。
今後、インドは中国の人口を追い越して世界のトップを走ることが予想されています。
日本は言わずもがな、現在トップを爆走している中国もいずれは一人っ子政策により人口ピラミッドの形は逆三角形へと変化します。近年お馴染のワード、少子高齢化社会です。
結果としてGDPにとって最も重要な労働年齢人口が減少します。
中国だけ取れば、今まで武器にしていたはずの人口は最早錘でしかなくなる時代が来るでしょう。
そこで、インドです。インドの予想図は見事な釣り鐘型。労働年齢人口が多くなる、最も理想的だとされる形です。GDPは格段に高くなり驚きの成長を見せるでしょう。
事実、国際協力銀行が弾き出した中期的有望事業展開先国においては2位、長期的に至っては1位という統計が発表されています。特に長期的データにおいては得票率53.1%と半数以の獲得。世界の期待値が良く分かります。
そう、これからは新興国インドの時代。
そこで!
私とインドインターンシップ経験者の九大生により立ち上げたMUSE福岡主催イベントを福岡にて開催いたします。
MUSE福岡は女性が海外で働くことについて情報提供を行うことを目的とし、今年の8月に立ち上げました。
学生にとって海外との接点は留学だけ?
そんなことはないと思います。
もっともっと多くの人、意見、文化に触れる機会が多くたって良いはずです。
例えば実際に働いている方、海外新規事業で成功した方、ボランティア活動をしている方、国際結婚をした方。
そんなリアルな声を聞いてほしい。
海外を拠点に活躍する日本人のお話を聞くことで人生の選択肢の幅を広げてもらおう!
というのが私達の想いです。
たくさんの可能性と気づき、そして将来に繋がるコミュニティを持って帰って頂ければ、私達にとってこれほどハッピーなことはありません。
暑苦しい話にここまで付き合ってくださってありがとうございます。あとちょっとですよ〜
ハイスクールミュージカル3より プロムって永遠の憧れですよね
さて、記念すべき第1回のゲスト講師はインド在住日本人女性坂田・マルハン・美穂さん!
留学を経て広告業界へ就職。その後ニューヨークで新規事業を立ち上げ、時にはライターや編集者として働き、世界各国での恋愛、そして国際結婚を経て、現在インドで女性支援やボランティアを行い、さらにはNGO団体を立ち上げたパワフルな日本人女性です。他にもライターとしてフリーランスとなり、1年間のうち3ヶ月は長期休暇を取ること、年収1千万になることの2つの目標を立て、3年後には見事に実現させるなどなど。
エピソードが多すぎてもう書ききれません。どこを叩いてもネタが降ってくるようなぶっ飛んだ方です。もちろん良い意味で。
インドの話はもちろんのこと、事業を立ち上げたニューヨークはじめ世界各国を周ってきた彼女だからこそのお話がたくさん聞けるかと思います。特に年収1千万あたり、気になりますよね?ね?
企画をしている私自身もお話伺えるのが楽しみなくらいです。
Facebookより間もなく申し込み開始いたしますので興味のある方はぜひ!(宣伝)
イエスマンみたいな旅の仕方を死ぬまでにしようと決意しました
10月14日午後4時より天神にて!(予定)
「あなたが好きです」と「あなたのことが好きです」の違い
ここ数日、ご縁あって留学関係の方とお話させていただく機会がありました。
するとある英語ネイティブスピーカーの方から
「なぜ日本人は日本語を話せるのに英語は話せないんだ?」
と、なんとも不思議な質問を受けました。
そりゃあ違う言語だもの。
そう思い詳しく話を聞いてみると、我らが日本語は言語取得難易度において上位を占めているとのこと。
こんなに難解な日本語は話せるくせに、世界でも最も簡単だとも言われている英語を習得できないのはなぜかという意味だったようです。
調べてみると日本語はアラビア語と並んで難易度トップ、2200時間の習熟というデータがありました。
日本人にとってアラビア語はミミズが這ったようにしか見えないわけですが、ネイティブスピーカーから見た日本語も似たようなもののようです。
そういえば漢字はまるで絵のようだなんてよく聞きますよね。私としてはそんな風に見える感性の方の世界が羨ましい限りですが。
他にも同じ難易度レベルに広東語、北京語、韓国語がありました。英語に慣れている彼らからするとアルファベット以外の言語は扱いにくいのかもしれません。
とまあ、ここまでは座学の範囲。
せっかくなのでちょっとだけリアルな声を聞いてみました!
私が聞き取れる範囲での意訳です。
オーストラリア男性24歳
助詞!「は」「が」「で」「に」…、もう意味が分からない!
イギリス女性19歳
私にとって最も難しいのは漢字。とてもたくさんあるし、そもそもどの漢字が重要なのかも分からないから数が多いぶん勉強がしにくいの。文法も英語とは全く違うわ。
アメリカ男性22歳
あまり難しいとは思わないな。たくさん勉強しなければならないけれど。
ラトビア男性22歳
漢字!これに尽きるね!
イギリス女性23歳
漢字を覚えるのがとても難しいです。
どうやら皆さん漢字で苦戦しているようですね。
他にも「ここ」だとか「これ」だとかのニュアンスが分からないという意見もありました。当然のように使い分けて発しているので、いざ説明するとなると案外難しい。
「あなたが好きです」と「あなたのことが好きです」の違いは?
と、恋愛哲学かのような質問もありました。
意味は全く同じこの二文。最早リズム感や語感、好みの問題。
なかなか面白い質問だと思います。
後者のほうがどことなく品のある印象を受けるだとか。前後の語数や発音によってどちらが美しいのか変わるだろうだとか。
彼から投げられた質問は、単純な文法問題には留まらないわけです。
ちなみに私は「あなたのことが好きです」の方が断然好みです。
それでもアニメ文化の影響なのか、読み書きはできなくとも日本語を話せる人は多いようです。全く違う視点から見る日本語もなかなか面白い。
日本語大好き人間の私としては「日本語は美しいね」なんて言われると、一瞬でその人のことが大好きになります。
実際に「日本語の音が好きだ」と言ってくれたエストニアの男の子にはとても感動しました。日本人でもなかなか気づかないことだと思います。
ほんの少しだけ外側から見ると全く見えないものが見えてくる。
頭では十分に理解しているけれど実体験をすることは貴重な機会。
とにもかくにも、私の頭の中はしばらく『あなたが好きですとあなたのことが好きです問題』で埋め尽くされそうです。
青春さがし
お久しぶりです。
いつの間にか夏も終わって秋がやってきました。
小さい秋なんて見つける暇もなく、どーんと前のめりな秋ですね。
今日9月6日は満月だそうです。
皆さん、私のブログを読む前に今すぐ夜空を見上げてください。
うっかりかぐや姫でも降りてきそうな夜ですきっと。
今日は皆さんに満月を見上げてもらえれば私のミッションは達成です。
さて、月は見えましたか?かぐや姫は降りてきましたか?
まだ昼間?それでは夜になったら思い出してくださいね。
実は私、8月の終わりに青春18きっぷで青春探しをしてまいりました。
最長18時間電車に乗って1日を過ごしたり。青春18きっぷ仲間と出会えたり。
どこだか分からない駅にたどり着いて迷子になったり。
なんて贅沢な時間の使い方。
そんな青春18きっぷ旅で立ち寄った静岡で思いがけずフォトジェニックな素敵な場所に出会いました。
フォトジェニック?
フォトジェニックって言いたいだけでしょ?
と思った方!
半分だけ正解です。ちなみにインスタ映えと書くかかなり迷いました。
とにかくハッシュタグでよく見かけるような言葉を使いたくなるくらい、誰だってカメラを向けたくなる素敵な場所だったのです。
それでは写真を、はいどーん!
カメラ素人iPhoneユーザーでさえこの出来栄え。素材って大事ですね。
カメラワークに自信がある方はぜひ撮影に訪れてみてください。
もっと素敵な写真が撮れるはず!
さて、こちらは静岡県浜名湖周辺を走る天竜浜名湖鉄道、通称天浜線。
謳い文句は『日本の原風景に出会う旅。』
なんとこの鉄道、39駅中32駅が無人駅!
思う存分写真が撮れました。
実は天浜線は全く予定になく、目的地と正反対の場所に辿り着いてしまい途方に暮れていたところでたまたま出会えた駅だったわけですが、迷子珍道中についてはまた後日。
まずは浜名湖佐久米駅。
浜名湖SAすぐ近く。湖畔に面した美しい駅でした。
こればっかりは言葉をつらつら並べても仕方ありませんのでさっそく、はいどーん!
別に書くのが面倒だとか仕事放棄だとか、そういうわけではありません、はい。
ホームへ1歩踏み出せばそこは湖!
ちょっとレトロチックな張り紙たちもなかなか良い味を出しています。
個人的には時計がかなり気に入りました。
ちなみに一緒に迷子になってくれた写真の彼女は特別出演です。
駅の隣にはなにやらアットホームそうな食堂が。
おばあちゃんが営んでいるような雰囲気の。
残念ながら私が訪れた日はお休みでした。
そして駅の外にはなぜか牛さんが。
なぜ牛なのか、理由については不明です。
写真をパシャパシャして満足し時刻表をふと見ると。
次の電車まであと40分。
のんびり待つこともできましたが、
次の駅もフォトジェニックな素敵な駅なんじゃない?
ただ電車に乗って通り過ぎるだけなんて勿体なくない?
と、午後2時の夏の日差しが照りつけるなか20分ほど歩くことにしました。
そうして辿り着いたのが次の駅、東都筑駅。
冒頭で紹介した写真もここ東都筑駅で撮りました。
こちらも例にもれず無人駅。
緑がにょきにょきと元気そうです。最早この駅の主は人間なのか我が物顔で伸びまくっている緑なのか分かりません。
待合室はこんな感じ。
地元の高校生たちが甘酸っぱい青春を繰り広げてきたであろうこの待合室。
好きだけれど好きのふた文字が言えないふたりが電車を何本も見送りながら放課後を過ごしたのでしょう。
夏には近くのコンビニで買ったパピコを半分こして。
冬には寒さを理由に待合室のストーブを前にくっつきながら。
ええ、思う存分青春してください。
ちなみにこちら証拠写真です。
なんてったって駅がふたりを応援しているのです。
世間がいちゃいちゃを許さなくともきっとこの駅が許してくれます。
ボーイズビーアンビシャス!
さて、今回は思いがけない出会いだったのでこの二駅しか訪れることができませんでしたが、天浜線HPを見たところ1日フリー切符がある様子。
次回は天浜線1周の旅をしようと思います。一緒に行ってくれる方大募集中です!
余談ですが、当初の目的地だった弁天島にも無事辿り着きました。
迷子になったおかげでちょうど日が落ちる時間に。
青春18きっぷ珍道中はまた気が向いたら書こうと思います。
ものを書く人
初投稿後、近辺のいろんな方からご感想いただきました。
ただのしがない女子大生の自己紹介なのに。ありがたいことです。
そのうち、ご注文いただいた旅先の話だったり映画の考察だったりとぼちぼち書いていこうと思います。
さて、こんな私もあともう少しで21年間この世界を生きていることになるわけですが。
私の感性の出発点はジブリです!
と、断言できるくらいにジブリを観て育ってきました。
『千と千尋の神隠し』を観て仏教談義をするくらいに考察を深めている生粋のジブリっこです。異論は認めません。
そんな私が大分県立美術館で開催されている『ジブリの大博覧会』へ行ってまいりました。
概要、開催期間、料金等は以下サイトからご確認くださいませ。
ジブリの大博覧会 | 展覧会 | 大分県立美術館(OPAM)
ちなみに大分県立美術館はカメラ女子の皆さまにおすすめです。
きっと素敵な写真が出来上がります。例えばTwitterのヘッダーになりそうなタイプの。
それではカメラワーク0の私の写真がこちら。
はい、カメラ女子の皆さまならきっともっと素敵な写真が撮れると思います。
可愛い女の子の写真の場合はぜひご一報ください。ランチしましょう。
脱線しましたね。
別にナンパしたいわけではありませんので話を戻します。
以下、展覧内容の記述も含みますから「今度行くよ!」という方は踵を返してサヨナラしてくださいね。
今回のジブリ展は飛行物とキャッチコピーが主な内容となっていました。
「空飛ぶ機械達」はご存知の通り宮崎駿監督の大好きな分野でしょう。
ただ私には知識も興味もありませんので割愛させていただきます。
ふざけんな!と思われた方は今すぐチケットを買って大分へ飛んでください。別府温泉地獄めぐりあわせてどうぞ。
私が足を止めたのはキャッチコピーの展示の前。
キャッチコピーって面白いですよね。
例えば三時間の映画だったり、一冊の物語だったり、お菓子や文房具だったり。
果ては企業にだってキャッチコピーはあります。
ちなみにキャッチコピーは日本語で惹句と言うそうです。
惹かれる謳い文句、といったところでしょうか。
キャッチコピーは作り手が込めた溢れんばかりの魅力やコンセプト、メッセージを美しく端的に伝えるものです。
ジブリ映画ももちろん例に漏れずキャッチコピーがあります。
コピーライターはかの有名な糸井重里さん。
せっかくなので、私の独断と偏見と好みにより選ばれたお気に入りキャッチコピーたちをご紹介します。
果てしなくどうだっていい情報ですが、私が作品としてこよなく愛するジブリ作品は『ハウルの動く城』『魔女の宅急便』が同率1位です。不動です。
-カッコイイとは、こういうことさ。
『紅の豚』より
清濁併せ呑み、混沌と熱風の時代を生きる紅の豚ことポルコロッソの生き様そのもの。
彼の「飛ばねえ豚はただの豚だ」は誰だってきっと一度は真似する名台詞ですよね。
中学生男子諸君は金曜ロードショー放送後、絶対に教室で叫んでますよね。ね。
ちなみに私の大好きな人物はカーチスです。
-好きな人が、できました。
『耳をすませば』より
ハイ、あのストーカー疑惑天沢聖司くんと雫ちゃんの物語です。
このキャッチコピー、すごく納得できるのです。
雫ちゃんが夢を必死に追いかけたひと夏ではなく、二人の恋に焦点を当てるところ。
なるほどと唸りました。
彼女のあの夢に向かうすさまじいエネルギーの源は恋なんですよね。あんなに真っすぐに好きな人ができたからと頑張れる経験って、少ないと思うのです。年を重ねれば特に。
中学生のあの時だからこそできる恋愛の形だなあ、と。
ー私はワタシと旅に出る。
『おもひでぽろぽろ』より
この作品、宮崎監督ではなく鈴木監督作品なのですが、正直まったく面白くないなあと思っていました。
これといって何もない女性のお話。
けれど先日、久しぶりに観て思わず涙してしまいました。
昔の、女優になるだとか素敵な恋人を作るだとか、そんな夢を見ていた何も知らない幼い頃のワタシがずっといるんです。 大人になってしまったタエ子の、私の隣に。
私がワタシを連れて現実だとか夢だとか、もっと奥深いところにある気持ちを整理していく、そんな物語。
たった一行のなかに、映画の魅力がぎゅっと詰まって、どこか幸せな終わりが見えていて。
それでいて内容には一切触れない繊細さ。
なんて素敵なモノづくりだろうと思います。
キャッチコピーって、映画に拘らずどこかに染みつくんですね。
それは耳だったり、心だったり。
ふいに入ってきてそのままこっそり居座っちゃうような。
お邪魔しないくらいに誰かに残る言葉たち。
やっぱり、なんて素敵なモノづくりだろうと思います。