ハンサムを探して

世界と歌と映画をこよなく愛する女子大生の惰性です

ものを書く人

 

初投稿後、近辺のいろんな方からご感想いただきました。

ただのしがない女子大生の自己紹介なのに。ありがたいことです。

そのうち、ご注文いただいた旅先の話だったり映画の考察だったりとぼちぼち書いていこうと思います。

 

 

さて、こんな私もあともう少しで21年間この世界を生きていることになるわけですが。

 

私の感性の出発点はジブリです!

 

と、断言できるくらいにジブリを観て育ってきました。

千と千尋の神隠し』を観て仏教談義をするくらいに考察を深めている生粋のジブリっこです。異論は認めません。

 

そんな私が大分県立美術館で開催されている『ジブリの大博覧会』へ行ってまいりました。

概要、開催期間、料金等は以下サイトからご確認くださいませ。

 

ジブリの大博覧会 | 展覧会 | 大分県立美術館(OPAM)

 

ちなみに大分県立美術館はカメラ女子の皆さまにおすすめです。

きっと素敵な写真が出来上がります。例えばTwitterのヘッダーになりそうなタイプの。

それではカメラワーク0の私の写真がこちら。

 

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はい、カメラ女子の皆さまならきっともっと素敵な写真が撮れると思います。

可愛い女の子の写真の場合はぜひご一報ください。ランチしましょう。

 

脱線しましたね。

別にナンパしたいわけではありませんので話を戻します。

 

 

以下、展覧内容の記述も含みますから「今度行くよ!」という方は踵を返してサヨナラしてくださいね。

 

 

今回のジブリ展は飛行物とキャッチコピーが主な内容となっていました。

 

「空飛ぶ機械達」はご存知の通り宮崎駿監督の大好きな分野でしょう。

ただ私には知識も興味もありませんので割愛させていただきます。

ふざけんな!と思われた方は今すぐチケットを買って大分へ飛んでください。別府温泉地獄めぐりあわせてどうぞ。

 

私が足を止めたのはキャッチコピーの展示の前。 

 

キャッチコピーって面白いですよね。

例えば三時間の映画だったり、一冊の物語だったり、お菓子や文房具だったり。

果ては企業にだってキャッチコピーはあります。

 

ちなみにキャッチコピーは日本語で惹句と言うそうです。

惹かれる謳い文句、といったところでしょうか。

 

キャッチコピーは作り手が込めた溢れんばかりの魅力やコンセプト、メッセージを美しく端的に伝えるものです。

ジブリ映画ももちろん例に漏れずキャッチコピーがあります。

コピーライターはかの有名な糸井重里さん。

 

 

 

せっかくなので、私の独断と偏見と好みにより選ばれたお気に入りキャッチコピーたちをご紹介します。

果てしなくどうだっていい情報ですが、私が作品としてこよなく愛するジブリ作品は『ハウルの動く城』『魔女の宅急便』が同率1位です。不動です。

 

 

 

-カッコイイとは、こういうことさ。

紅の豚』より

 

 

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清濁併せ呑み、混沌と熱風の時代を生きる紅の豚ことポルコロッソの生き様そのもの。

彼の「飛ばねえ豚はただの豚だ」は誰だってきっと一度は真似する名台詞ですよね。

中学生男子諸君は金曜ロードショー放送後、絶対に教室で叫んでますよね。ね。

ちなみに私の大好きな人物はカーチスです。

 

 

-好きな人が、できました。

耳をすませば』より

 

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ハイ、あのストーカー疑惑天沢聖司くんと雫ちゃんの物語です。

このキャッチコピー、すごく納得できるのです。

雫ちゃんが夢を必死に追いかけたひと夏ではなく、二人の恋に焦点を当てるところ。

なるほどと唸りました。

彼女のあの夢に向かうすさまじいエネルギーの源は恋なんですよね。あんなに真っすぐに好きな人ができたからと頑張れる経験って、少ないと思うのです。年を重ねれば特に。

中学生のあの時だからこそできる恋愛の形だなあ、と。

 

 

ー私はワタシと旅に出る。

おもひでぽろぽろ』より

 

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この作品、宮崎監督ではなく鈴木監督作品なのですが、正直まったく面白くないなあと思っていました。

これといって何もない女性のお話。

けれど先日、久しぶりに観て思わず涙してしまいました。

昔の、女優になるだとか素敵な恋人を作るだとか、そんな夢を見ていた何も知らない幼い頃のワタシがずっといるんです。 大人になってしまったタエ子の、私の隣に。

私がワタシを連れて現実だとか夢だとか、もっと奥深いところにある気持ちを整理していく、そんな物語。

 

 

 

たった一行のなかに、映画の魅力がぎゅっと詰まって、どこか幸せな終わりが見えていて。

それでいて内容には一切触れない繊細さ。

なんて素敵なモノづくりだろうと思います。

 

キャッチコピーって、映画に拘らずどこかに染みつくんですね。

それは耳だったり、心だったり。

ふいに入ってきてそのままこっそり居座っちゃうような。

 

お邪魔しないくらいに誰かに残る言葉たち。

やっぱり、なんて素敵なモノづくりだろうと思います。

 

 

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